2015-09-02 第189回国会 衆議院 内閣委員会 第21号
海産物を例にお話しさせていただきますけれども、御指摘のとおり、放射性セシウム137、物理的半減期は三十年ということで長く存在するわけでございますけれども、このセシウムは、海洋中におきまして、食物連鎖によって大型の魚類などに移行いたします。また、移行もしつつ、体内から排せつされ、水中の懸濁物に吸着され沈降したりする中で、徐々に海底に拡散していくものと考えております。
海産物を例にお話しさせていただきますけれども、御指摘のとおり、放射性セシウム137、物理的半減期は三十年ということで長く存在するわけでございますけれども、このセシウムは、海洋中におきまして、食物連鎖によって大型の魚類などに移行いたします。また、移行もしつつ、体内から排せつされ、水中の懸濁物に吸着され沈降したりする中で、徐々に海底に拡散していくものと考えております。
内部被曝の線量を評価するにはどのようにするかといいますと、一つは、体の中に入った放射能そのものが、物理的半減期といいますけれども、この物理学的半減期に従って減少してまいります。放射能そのものの減衰と、体の中に入った放射性物質が代謝などによって体内から体外に排出されていきます。
次に米倉参考人に伺いたいんですが、食品の安全、特に牛肉の問題が今大変大きな問題になっておりますけれども、これは、先ほどのような、政府に失態があったということは別にして、いろいろ伺ってみると、例えば、セシウム137は半減期が三十年だ、だから大変だとこう思いますけれども、実は、それは物理的半減期のことであって、生物学的半減期は六十日ぐらいで、そうすると、半年、一年ぐらいたってしまうとほとんど体内には残らないというようなことも
そのために、全身の細胞の中、筋肉などに入っていくわけですけれども、先ほど御説明があったように、物理的半減期は確かに三十年と長いのですが、生物学的半減期は、これは実験によっていろいろ違いますけれども、たかだか九十日から百日ぐらいというデータが出ております。
ここで、ちょっと物理的半減期が三十年と長い放射性セシウム137を例に挙げますと、これは物理的には、非常に半減するまで時間が掛かりますが、体の中に取り込まれますと結構早く排せつされます。生物学的半減期と呼んでおりますが、乳児で十数日、十六日とか、そういう値ですね。成人で百十日とかいうような値が出されていまして、実効半減期百日未満であるというふうに評価されています。